LAN設定手順

LANインタフェースによるネットワーク通信を確立するには、いくつかのパラメータの設定が必要な場合があります。第一に、IPアドレスの設定が必要です。LANインタフェースとの通信を確立する方法の詳細については、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

  1. [I/O]メニューを選択します。
    [System] > I/O Configを押します。
  2. LAN Settingsメニューを選択します。
    LAN Settingsソフトキーを押します。

    LAN設定を変更する、あるいは、LANサービスをオン/オフにしたり、LAN設定をデフォルト値に戻したりするにはModify Settingsを選択します。
    LAN settingsメニュー

    この画面は33500シリーズの表示です。33600シリーズには、右上の隅にLANのステータス・インジケータがあり、LANの接続が良好か障害があるかが表示されます。
  3. Modify Settingsを押します。
    Modify LAN settings

    この画面のほとんどの項目を使用するには、1番目のソフトキーを使用してDHCPからManualに切り替えます。DHCPがオンの場合は、IPアドレスは、測定器をネットワークに接続したときに、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)によって自動的に設定されます。ただしそのためには、DHCPサーバが見つかり、IPアドレスを付与できることが条件です。DHCPはまた、必要な場合は、サブネット・マスクとゲートウェイ・アドレスを自動的に設定します。通常はこれが、測定器でLAN通信を確立するための最も簡単な方法です。必要なのは、DHCPをオンにしておくことだけです。 詳細については、LAN管理者に問い合わせてください。
  4. 「IPセットアップ」を確立します。
    DHCPを使用しない場合(1番目のソフトキーをManualに設定している場合)は、IPセットアップ(IPアドレス、および(場合によって)サブネット・マスクとゲートウェイ・アドレス)を確立する必要があります。IP AddressSubnet Maskボタンがメイン画面に表示されます。ゲートウェイを設定するにはMoreを押します。

    LAN設定メイン画面

    使用するIPアドレス、サブネット・マスク、ゲートウェイについては、ネットワーク管理者に問い合わせてください。IPアドレスはすべてドット記法(「nnn.nnn.nnn.nnn」)で表記します。いずれの「nnn」も0~255の範囲のバイト値です。IPアドレスを新たに入力するには、テンキーを使用します(ノブは使用できません)。数字と区切りのピリオドをテンキーから入力します。左カーソル・キーをバックスペース・キーとして使用できます。先頭の0は入力しません
  5. 「DNSセットアップ」を設定します(オプション)。
    DNS(Domain Name Service)は、ドメイン名をIPアドレスに変換するインターネット・サービスです。DNSが使用されているかどうかネットワーク管理者に問い合わせ、使用されている場合は、使用するホスト名、ドメイン名、DNSサーバ・アドレスについて確認してください。
  1. 「ホスト名」を設定します。Host Nameを押して、ホスト名を入力します。ホスト名は、ドメイン名のホスト部分であり、IPアドレスに変換されます。ホスト名は文字列で入力します。ノブとカーソル・キーを使って文字を選択し、変更します。ホスト名には、英字、数字、ダッシュ(「-」)を使用できます。テンキーは数字だけに使用できます。
  2. 「DNSサーバ」アドレスを設定します。LAN設定画面で、Moreを押して、3ページ中の2ページ目に移動します。
    DNS設定画面

    プライマリDNSとセカンダリDNSを入力します。詳細については、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

IPアドレスとドット記法の詳細

ドット記法のアドレス(「nnn.nnn.nnn.nnn」、ここで「nnn」は0~255のバイト値)の表記には注意が必要です。PC上のほとんどのWebソフトウェアは、先頭に0が付いたバイト値を8進数(8を底とする)として解釈するからです。例えば、「192.168.020.011」は、10進の「192.168.16.9」と見なされます。これは、「.020」は「16」の8進表記と解釈され、「.011」は「9」と解釈されるからです。混乱を避けるために、先頭に0を付けずに、10進値の0~255だけを使用してください。